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2025-10-28 11:27:00
首の根本と腕の痛み、左第2・3指の痺れ
50歳 男性 デスクワーク
普段は肩こりを感じることは滅多にないのに、前日の夜から珍しく肩コリがあると感じていた。
翌朝起きると首の根本・左腕に痛みがあり、左第2・3指に痺れが出た。
整形外科を受診したところ、レントゲン検査で胸椎1番の骨にトゲが出来ているとのこと。
少し様子を見て、症状が変わらないか悪化するようなら手術と言われ、手術は回避したいと来院されました。
初診時の検査ではストレートネックと背中の大きな丸まりがありました。
左腕の筋力は正常。感覚が第2・3指で鈍い。首を後ろに反らすと痛みが酷くなるとのこと。
施術で骨のトゲを取り除くことは出来ませんが、姿勢を変えることで負荷が減り、症状が良くなる可能性もあることを伝え、了解を得て施術を開始しました。
施術はホットタオルで胸椎1番付近を温め、首の前の筋肉を緩め、少しずつ姿勢を改善するよう、無理なくアプローチ。
3回目の施術後、痛みは最初の5割ほどに。痺れは変わらず。
10回目の施術後、痛みはほぼなくなり、痺れも若干感じる程度。首を後ろに反らしても痛みはなし。
11回目の施術から背中の丸まりに対して背部からもアプローチ。
15回目の施術後には痺れもなくなりました。
症状はなくなりましたが、背骨のトゲ自体は依然として残っていますので、再発する可能性があります。
そのため、継続的なケアと姿勢を維持するようプログラムを組んでいます。
今回のケースは骨のトゲが痛みの原因でしたが、そこには酷いストレートネックが潜んでいました。
ストレートネックはただ単に首が真っ直ぐなだけでなく、様々な症状を引き起こしますので、早めに改善しておきましょう。